靱帯が伸びているが、断裂はしていない状態です。痛み、腫れや皮下出血などはそれほどひどくはありません。
靱帯に部分的な断裂が起こった状態で、うずくような痛みや腫れがあります。軽度の靱帯損傷に比べて、痛み、腫れや皮下出血の範囲が広くなります。関節が不安定になることはありません。
重度の捻挫では、完全に靱帯が切れて、激しい痛み、ひどい腫れや大量の皮下出血がみられ、関節は不安定になります。足首の場合は、関節が不安定になるうえ、痛みのために体重をかけることができません。
何かの衝撃やねじれ、転倒などによって関節に無理な力がかかり、関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり、伸ばされすぎるなどしたときに、捻挫が起こります。
関節を支えている靭帯の強度は、身体のバランスや内臓環境に伴い変化します。
内臓不良により靭帯強度低下は、安易に捻挫を繰り返すのと同時に回復を遅らせます。
捻挫したときは、ライス(RICE)と呼ばれる4つの応急処置をするのが基本です。
捻挫した部位を動かさないようにして、腕では三角巾や代わりのタオルなどで吊り、足では松葉杖を使うなどして荷重がかからないようにします。
捻挫部位を中心に少し広めの範囲を氷を入れたビニール袋や冷却パックで冷やし、炎症を抑え痛みを緩和します。15~20分が目安で、これ以上続けて冷やすのは避けましょう。再び痛むようなときは救急処置だけでなくその後も断続的に続けます。
腫れや内出血を防ぐために、伸縮性のある弾力包帯やテーピングで、捻挫部位を適度に圧迫しながら巻いて固定します。強く巻きすぎると局部的に血流が低下することがあるので注意が必要です。
捻挫した部位を心臓より高い位置に保つことで、内出血を防ぎ痛みを抑えます。椅子やクッションなど手軽な高さのものを利用しましょう。ただし、捻挫直後は冷却が原則ですが、炎症がおさまる回復期の4日目くらいからは温める方法に切り替えるよう注意が必要です。
REO鍼灸整骨院では、その場しのぎのマッサージではなく根本改善のために原因を突き止め、筋肉、関節、内臓、骨格、頭蓋骨の5つのバランスを整え 捻挫の不快な症状を改善していきます。
捻挫箇所だけの施術ではなく、靭帯の早期回復を促すため全身のバランスを診てまいります。
症状により、関節固定などの処置をおこないます。